こんにちは、のすけです。
この前は各学校で期末テストが行われて
学生の勉強している姿が目立っていました。
私は友達とは勉強し合わなかったなー
きっと今学生に戻っても一人でやるだろうなー
と、勉強という名の友達とダベる会を見ながら思っていました。笑
テストがあれば、テスト返しもあるということで
私の勤める学校でもテスト返しがありました。
テスト返しって子どもにとって、結構しんどい時間でもあるんですよね。
逃げられない現実。
そして、周りの点数も気になります。
だいたい、気になるのは平均点ですよね。
自分はこのクラスで、どのくらいにいるのだろう。。。
この前の平均点発表では、
「おやおや・・・?」
と思った出来事がありました。
平均点を出す際にクラスの平均と学年の平均は聞きたいですよね。
だた、その先生は男子の平均点と女子の平均点も計算して公表したんです。
私は胸がザワっとしました。
黒板に表を書き始め、生徒は
何か枠が多くないか?というような反応。
男子、女子と書かれた時には大盛り上がりです。
「男子と女子どっちが頭良いんだー!?」
ほとんどの人がこのことについて、
きっと問題があるように捉えないと思います。
寧ろ楽しくていいと思うのですかね。
私も善悪では物事を考えないようにしているので、
決して悪いとは言いません。
それによって競争心ややる気が起こる生徒もいるのかもしれません。かも、ですが。
(本心では、全く意味のないものと思っています。)
ただ、私の一意見を言うと、
どうでも良くないか?というのが本心です。
男女分けることによって、
胸が騒つく子がいないことを祈るばかりでした。
先生は、話のネタにいいと思ったかもしれません。
もしくは、何も思わず発表したのかもしれません。
しかし、先生たちには、思っている以上に傷つく子がいることは知ってほしいんです。
話のネタならば、
そんなことで面白くしなくても他にたくさんあるはずですから。
実際、私は中学校の時、
学校というものが「敵」としか思っていませんでした。
その原因は、学校のシステムと無知な先生でした。
男女は区別しなければ成り立たないこともある。
それは、その頃から理解していました。
しかし、何かにつけて男女わけをする学校。
その度に、
「お前は女なんだよ。」
と言われているような気がしていました。
この状況を避けられる日ってありますか?
なかったんですよ。
毎日毎日、頭の奥がズキッとする感覚を
今でも覚えています。
しょうがないとは思っていても、
それは分けなくてもいいでしょということさえ分けようとします。
学校は、自分が女であることを忘れさせてくれない場所でした。
その上、
先生が「オカマ、あっち系、こっち系(手を頬に当てて)、女だろ、男だろ」
そんな差別用語を使う話し方をする時代でした。
すっごく悔しかったです。
自分が言われているわけではないけど、ムカつきました。
何にムカついていたかと言えば、
一番は、先生の無知具合にです。
「あんたらがそうやって話すから、それが正しいことのようになるんだろうが。。」
でも、何も言えませんでした。
今回のことは、
あの感覚を思い出した出来事だったんです。
ああ、そうか。
今もそんなに変わっていないんだな。
そう思いました。
結局、先生が無知なんですね。
それによって、どんなに苦しい思いをする子がいるかという可能性を知らないんです。
そして、LGBTの子がいる可能性も
うちのクラスにはいないと信じているわけです。
言葉は知っているけど、
気をつけていることはない。
だって、そういう子うちの学年にはいないから。
ちょっと待って、と思ってしまいます。
では、いないとしたとしても
その先生の常識的な意識が
子どもの意識となって大人になっていくんですよね。
私は、もう世の中の知識が進んでいると思っていた部分があります。
でも、それは、知っている人が増えただけで
価値観まで落とし込んでいる人は少なかったんだと思いました。
このことを知ってもらうべきなのは、子どもたちではない、先生たちだ。
だからこそ、尊敬する先生方には自分のことをどんどん伝えていこうと思いました。
どちらかというと、私は仕事場には不便がなければカミングアウトしない考えでした。
自分の苦しかった話なんかされても押し付けみたいで嫌だと思ってたんです。
でも、今は目的があります。
自分を知ってほしいということ以上に
これを知って子どもたちの常識の価値観に感化していってほしい。
自分は伝えることができるんだから、伝えていこう。
そう心から思うようになりました。
知識というのは、使えるものになって初めて知識を得たというのだと思っています。
LGBTとは、こういうもので、
色々な人がいるということだけを理解しても
その知識を自分の価値観とすり合わせない限りは
無駄な知識になってしまいます。
それって、とても受動的な情報の受け取り方です。
ドキュメンタリー番組をテレビで見て
「可哀想だねぇ」
と言っているのと同じような気がします。
そんな知識は、すぐ忘れてしまいますもんね。
情報はいつでも取りに行くもの。
チコちゃんに「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまいます。
例えば、
情報を得る時に
自分より上、下という概念で考えている人の思考は
自分が面白いと思った情報にだけ学びがあるという価値観。
私も以前はそういう価値観でした。
漫画やアニメを見るタイプではないので、
ワンピースもナルトも鬼滅の刃もドラゴンボールも
見たことないor制覇したことがありません。
アニメファンからしたら、損してる!!ですよね。
でも、最近は敢えて自分が興味のないものや
人は面白いと言うけど、自分ではそうでもないと思っているものから
どんなことが吸収できるかを考えたりします。
そこに新しい気づきがあるからです。
(ただいまアニメのナルトを制覇挑戦中)
そもそも、学べないものなんてないと思っています。
学べないと思うのは
視点が低い証拠でもあるので、視点を上げていってほしいです。
視点をあげるということに関しては、
私のメルマガで話していっていますので、興味がある方は下記よりご登録ください。
視点を上げると見えるものが全然違います。
とは、言っても
受動的に学ぶ人が少ないからこそ
伝える人がいるんだよなと思いますし、
LGBTなどに関しても、私がいるんだよなと思えます。
今回は、悔しさと使命感を改めて持った出来事でした。
P.S
そういえば、意識したことにより、こんなこともありました。
電車の中で、優先席に座り、前に私たちが立っている状況。
にも関わらず、その人は足を伸ばして座っています。
正直、おい、邪魔だよって感じですよね。
その後、一緒にいた子が
「まじで、アイツ足伸ばしやがって邪魔だし、常識がない」
と怒って私に言ったんですね。
でも、私もそう思った後すぐに
「もしかしたら、優先席に座っているし足が曲げられないのかもしれないよ?」
と思って言ったんですよ。
「そうだね」と優しい気持ちになった矢先に
ズカズカ歩くその人の姿があったことも思い出しました。
2人で笑い話になりました。笑
それでは!