その大切な思い、片思いで終わらせないで。

こんにちは、のすけです。

緊急事態宣言が解かれてもなお、
人と人との『繋がり』が今まで通りにはいかない昨今ですが

皆さんはどのように工夫して人と繋がっていますか?

オンライン飲み会ですかね。
飲みすぎないでくださいね。笑

距離をとって会いに行ってますか?

最近ではコロナ離婚なんて言葉もあって、
繋がりが直接的なものではないことを感じている人も多いのではないでしょうか。

 

私はというと、ビジネスの先生のコミュニティーメンバーと
オンラインセミナーに参加したり、
最近ではオンライン作業会をしたり(めっちゃ勉強になります!)

起業家仲間と朝活同盟を組んで、楽しく朝活をしたり、
実際ミーティングしたりしています!

そんな中で、自然に繋がりが薄くなってしまう人もいます。

 

実は、人はすぐ忘れてしまう生き物です。

だから触れていないと、
繋がっていることを実感していないと

存在自体を忘れてしまうものです。
ちょっと怖いw

君はここに隠れていたのか。

そんなことを思ったきっかけは
先月、ポストに見かけないデリバリーのチラシが入っていました。

だいたい同じようなチラシがポストに入っているものですが、

ピザやお寿司などのデリバリーではなく
中華屋さんのデリバリーのチラシでした。

おお!珍しい!美味しそう!!

中華屋さんも工夫してデリバリーを始めたんだなと思いながら

絶対頼もう!とか思ってチラシの群に入れたんですね。

 

あれから1ヶ月。

もちろん、その存在を忘れ、
また頼みたいと思ったのは、次の月のチラシが入ったときでした。

 

いやー、これだと思いました。

人は忘れるんだ。
素直に、美味しそう!頼みたい!と思ったのに、
触れていない、繋がっていないと忘れるんだと。

もっとアプローチしてくれないと忘れちゃうよ。
恋愛みたいです。

 

繋がっていないと忘れるんですよね。

いくら美味しい料理を作っていても、
お客さんのために作っていても、

伝えなきゃ届かないんですよね。
忘れられたら届かないんですよね。

片想いなんですよぉ!!

 

テレビとかもそうですよね。

ずっと触れていると忘れないので、

嵐とかテレビで見ないときなかったじゃないですか、
だから、めちゃくちゃ親近感ありますし

人の心に存在している感じあります。(勿論、嵐の魅力あってこそですが!)

ジャニーズといえば??
と質問されたら、嵐!と答える人は多いと思います。

だから、国民的なアイドルとして愛されているんですよね。つまり、両思い。

学校における『繋がり』の重要性と本質

今、学校でも、直接繋がりがなくて不安に思っている子がたくさんいます。

私は非常勤として学校にも携わっていますが、

6月から徐々に始まっていく学校が増える中で、

進級してから2ヶ月が経つ。
その間に、もうグループができていたらどうしよう。
新しいクラスで友達ができるんだろうか。

そんな生の声が聞こえてきます。

虐められたことがある子や不登校気味だった子、いろんなことが子どもの気持ちの中にあります。

そんな中で先生たちは、
曖昧に降りてきたコロナ対策案を現場単位で練って頑張っています。

そして、あの子は大丈夫かこの子は大丈夫か。
そんな心配も絶えません。

しかし、

いくら先生が子どもたちのことを思っていても

子どもは、先生の存在、何より友達の存在が不透明で不安になるんですよね。

各担任の先生は、家庭への連絡を細かくできる限り行っていても限界があるわけです。

 

例えば、動画で担任や教科担任が各クラスに向けて自己紹介やメッセージをアップする。

学校のHPだと見ないんで、YouTubeにアップするでもいいと思います。

そうすると、子どもに届く確率もグンと高くなりますし、

先生が映ることが嫌なら、ボイスで漫画を伝えてもいいし
音楽が好きなら演奏して伝えたっていい。

それは各先生が個性出してもらって子どもに伝えらればいいと思うんですよね。

寧ろ、その方が面白い、先生の良さが伝わります。

 

これだけでも変わります。子どもからしたら、どんな先生なのかさえ不安材料なんですから

先生が見えて、動画上でも触れているだけで違います。

不安に思うときって誰かを思い出したり、1人じゃなくて繋がっている人がいるってことで救われることがあります。

 

実際、私も学生時代は、
ずっと先生や友達の繋がりに支えられ、性同一性障害である自分を受け入れることができました。

「死にたい」とは絶対言わなかったですけど
正直、『自殺』の文字なんてよく頭に浮かんでいました。

でも、元気に接してくれる友達や
「大丈夫か?」と気にかけてくれる先生、
「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と毎日言ってくれる家族がいるって思ったら
するわけがなかったです!

 

しかし、今はこのような状況で
人と人との物理的距離が離れている中では

子どものために新しくできることは何かを考えなければいけないと思っています。

 

何が本質なのか?

コロナ対策は万全です!!!ということも確かに大切ですが

一番は、子どもの心を繋ぐことです。

子どもが先生と友達と誰かと、繋がっていると感じてもらうことではないですかね。

それには、今までの常識の中で考えていてはできないんだと思うんです。

直接家庭訪問、電話連絡、、それだけでは間に合いません。
それに、今はそれだけではないぃぃ!!!

 

無理でしょ。とよく現場では言いますが、本当に無理ですか。

学校という以前の形に囚われていたらコロナは乗り越えられないと思います。

 

これができない。あれができない。ナイナイナイナイ。

そんな風に考えていたら、何にもできないです。

 

そうではなくて、新しくできることを考えていきたいものです。

 

例えば、
体育祭では、接触するものはできないからなしか?リレーだけ行うか?

私は、一から子どもたちに考えて貰えばいいと思うんですよね。

距離をとってできる競技ってないかな?って。
めっちゃ面白いものが出てくると思うんですけどね。

それを総合的な学習の時間に当ててもいいと思うんですよ。

総合の時間て本来そうやって、有意義に使って主体的に行動する子を育てる時間です。

 

学校が始まっても、繋がりというのは物理的なものだけではありません。

やっと始まった学校で、ピリピリしていては何も心を繋ぐことはできないですよね。

今まで通りのことをやっていては、

「学校つまんないから行かない」って子が多くなる気がしています。

 

無理に今まで通りの型にはめなくても、
本当にこれは必要なのかと見極めるチャンスだと思っています。

古いものや価値観に囚われずに、ゼロから作っていくようにしたいものです。

 

新しい時代になっていくのに、

その新しい価値観や情報に触れていくべきなんではないかなと思います。

折角のその子どもへの思いが、伝わっていないことが多すぎます。

 

何だかな、、、と思っている先生だっています。

「言ったって何にもできないし、変わらない。」
と思うから言わないんです。

教員同士も無理かどうかより、新しい案や思ったことは言えるようなコミュニティにしたいです。

このコミュニティが子どもたちを変えていくんですから!!

 

そんな風にデリバリーのチラシから、考えたことということで今日は締めたいと思います。

ありがとうございました。