【数学嫌いもイチコロ】劇的にファンが増える楽しい授業の法則

こんにちは、のすけです。

コロナも第二波が来るんではないかと言われている中で、

学校現場では、ほとんどの学校が一斉登校になっているのではないでしょうか。

私も学校現場にいる一員ではあり、
子どもたちが楽しく学校生活が過ごせたらいいなと思っています。

以前は、分散登校と言って、

クラスが半分に分けれて、人数の少ない中での授業をしていました。

さらにソーシャルディスタンスを保たなければいけないので、

隣の席と前後の席には誰も座っていない状態での授業です。

人と人との距離があり、相当静かな空間になっていました。

中学校1年生のクラスなんかは、
まだ友達も作れていない中でのその状況なので

余計に静かであり、みんなの顔が暗かったんですね。

そりゃそうですよね。

学校がやっと再開されたのに、コミュニケーションが取りづらい状況で

休み時間も席から立とうとしない子が多くいたのに複雑な気持ちになりました。

 

目次

やっと集合したクラスの授業

そんな中一斉登校が始まり、
子どもたちも大喜びで、元気な笑顔が見れるようになってきました。

私の教科は数学なのですが、
メインで授業をしている先生のサポート役です。

その先生の授業を1ヶ月ほど見ていますが

今はほとんどの子が好きであろう授業になっています。

 

その先生はとても明るく授業をする先生で

数学には関係のない話をしたり、

数学には関係のない謎謎問題をよく繰り広げます。

 

「なっています」と書いたのは、

最初の分散登校の時には、子どもたちは

「どんな先生なんだろう」と良く観察していました。

そのために疑心暗鬼なので、心は許していない状態ですね。

 

その時に、その先生は何をしていたかというと

私から見たら言葉が悪いのですが、

とっても痛い先生になっていました。

 

生徒の反応も悪い中で、ギャグのようなことをするので

生徒もその空気に耐えられない子もいたと思います。笑

私は正直その時に

「この先生大丈夫かなぁ」と思ったんです。

 

しかし、その先生は滑ることを気にしません。

強い精神力を持っているというよりかは
滑っていることのダメージを受けていない感じのようにも思えました。

グイグイ攻めていくような印象でした。

 

その後、一斉登校になって、
発言もしやすく、明るいクラスの雰囲気になった時に

先生の授業は面白い!と言う子が続出したんですね。

 

みんな、心の中では笑っていたんかい!

素直に笑えよ!あの空気感に耐えられなかったよ!

と思う気持ちを抑えて

 

私は、この先生勉強になるなぁと思いました。

役に立つより面白い授業

私はこの先生の授業が役に立たないと言っているわけではないです。

どちらが優先事項かというときに

役に立つ(わかりやすい)授業よりも

面白い授業が優先事項ということを目の当たりにしたように思いました。

 

もちろん両方あることに越したことはないのですが

中々あの短い授業時間の中でパーフェクトを目指すのは難しいものです。

普通に考えれば、
授業というのはわかりやすくテストのためになる授業を目指す先生が多いと思いますし、

授業と関係のないことで心を掴むのではなくて

数学の楽しさを教えろという方もいるかもしれません。

 

そりゃ、数学の面白い話を
子どもにわかるところまで落とし込んで面白くできるまで

知識や授業スキルがあることに越したことはありません。

私が言いたいのは、何がベストかということではなくて

面白い授業というだけで、価値がありまくる!ということを言いたいのです。

数学とは関係のない話であろうがクイズであろうが

子どもたちの認識は、数学の授業なんですよね。

それで、盛り上がった授業が記憶に残っていれば、

数学の授業=楽しい授業

という構図が潜在意識として残っているので

錯覚的でも

数学は嫌いじゃない!もしくは好き!

という子が増えるんです。

また、この先生の授業がいい!と思うんですよね。

 

加えて、この先生は数学の授業を

自分も楽しめるように工夫していると子どもたちに話すんですね。

だから茶番みたいなことは挟みたいんだ、よろしくって言うんですが

上手いなぁと思いました。

この先生は内容よりも

「数学の授業は楽しい」

ということを優先しているんだなと思いました。

わかりやすい授業がいいと思っていた

私がメインで授業をしていた時は

わかりやすい授業が子どもたちを救うと思っていました。

勿論、それなりの評価はもらいましたが、
それは普段、授業外でも関わる中で私の性格とかを知ってもらったからこそであって

数学の授業内で築き上げていなかったよな、と今では思います。

わかりやすい授業が数学嫌いを減らし、
学びが楽しいと思ってもらえるものだと思っていましたが、少し間違えていました。

私は学校という場は、どちらかというと勉強が苦手な子たちを救う場だと思っています。

そういう子には、学びが大事(勉学だけでなく)と教育する必要があると思っているからです。

しかし、
元々勉強に苦手意識を持った子には数学の楽しさを教えるよりも

まず、
数学の授業が楽しいと思ってもらうことが優先なんだと感じました。

それによって、抵抗感も数学アレルギーもなくなり
授業をしっかり聞くようになります。

一見遠回りのように思えても
これが近道であり、継続してモチベーションが維持される。

ビジネスのコンテンツにおいても言える

学校でのこの気づきがあったときに、

いやーこれは繋がったなぁと感じました。

 

実際、これはビジネスにおいても言えることです。

ブログを書くとき、商品を作るときに、

役に立つ情報ばかりを書いているコンテンツがあります。

 

でも、それって役には立つかもしれないけど、面白くないんです。

だから、あなたからその情報を得る必要はないんですよね。

誰でもいいんです。

 

しかし、コンテンツが面白ければ、

「この人のコンテンツは面白い」というイメージがつく。

故に、お客さんのその情報感度が違くなってきますし、
どんどん学んでもら得るんですね。

折角役に立つ情報を書いているのにも関わらず、

読んでもらえないという現象は

単純に面白くないからということになります。

 

極端に言えば、
役に立つけど面白くない情報よりも

役に立たないけど面白い情報の方が

次読んでもらえる確率がグンと上がるということです。

 

因みに、ここで面白いというのは最初の潜在意識を持ってもらうためなので

ずっとギャグのようなことをしているだけでは
勿論、中身のないコンテンツとされてしまいます。

学校と違って読んでくれる方は大人の方なので

funnyよりもinterestingの方の面白さを極めたいですね。

 

そう思うと、
funnyの方で人気なYouTuberの方が

interestingの方の面白さを極めたら最強だなと思います。

 

本来であれば、

役に立って面白いコンテンツを目指すべきなので

役に立つが2割くらい、面白いが8割くらいでいいので

そういった気持ちでコンテンツを作るとことを心がけてみるといいと思います!

それでは!